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<母の好きなおはなし(3)>潮町の実家 柏葉幸子

 凪(なぎ)は、母と仙台の伯父の三人で潮町(うしおまち)へ向かっていた。母たちは空き家になった祖母の家の実家じまいのためだっだ。凪は、伯父がごちそうしてくれるだろうお寿司(すし)目当てでついてきた。

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