いにしえの実りに思いはせて 宮城・多賀城 児童が古代米収穫体験
多賀城市市川の国特別史跡「多賀城跡」内の水田で、市内の小学校全6校の5年生計585人が市特産の古代米の稲刈りを体験した。
子どもたちは6月に自ら苗を植えた約20アールの田んぼに入り、立派に育った稲を根元から鎌で刈り取った。生産者や農協関係者、多賀城高の生徒らも手伝った。
山王小の佐々木真歩莉(まほり)さん(11)は「春に植えた苗がすごく伸びていて驚いた。古代米を食べるのは初めてなので楽しみ」と笑顔で話した。
古代米の田植えと稲刈りは郷土学習の一環で2016年に始まり、多賀城創建1300年の今年は初めて市内の全校が参加した。稲刈りは10月29日にあり、11月下旬に市内の小中学校の給食で提供される。
関連リンク
- ・津波防災の日 仙台・62カ所で避難訓練 声かけ「上階に」
- ・宮城・柴田男性刺殺 殺人罪の長男の妻、無罪主張 次男は起訴内容の一部否認
- ・「復興は責務」 戦没者追悼式で誓った遺族 <富岡に暮らす・秋 福島 記者日誌(30)
- ・秋田・大仙の旧池田氏分家庭園で「晩秋のファンタジー」
- ・「愛島は白紙」約束どうなる 宮城・名取など2市2町のごみ最終処分場選定で住民注視 <リポートみやぎ>