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伝統と新しい発想が織りなす陶器、染織…杜のみやこ工芸展が開幕 仙台・10日まで

力作を熱心に鑑賞する工芸愛好家ら

 第5回杜のみやこ工芸展(宮城県芸術協会、河北新報社、河北文化事業団、県文化振興財団主催、日本航空特別協賛)が6日、仙台市宮城野区の東北福祉大ギャラリーミニモリで開幕した。初日から多くの工芸ファンが訪れ、力作を楽しんだ。10日まで。

 河北工芸展を継承し、県芸協が主体となって2020年に始まった。陶磁、染織など13種別の入賞29点、入選117点、審査員らの作品合わせて165点を展示する。県芸協会員の48点が並ぶ県芸術祭工芸会員展も同時開催する。

 会場には色合いと形が調和した陶器、緻密なこぎん刺しのタペストリーなど多彩な作品が並んだ。

 開幕式で県芸協の吉田利弘理事長は「伝統と新しい発想が織りなす情趣あふれる作品を楽しんでほしい」と述べた。来場した仙台市太白区の無職長瀬繁雄さん(79)は「染織を見るのが好きで、とても良かった。毎年レベルアップしている」と話した。

 午前10時~午後5時半。入場料は一般・大学生700円、高校生以下無料。

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