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道の駅で災害に備える 山形、防災拠点で炊事体験

まき割りに挑戦する子どもたち

 11月5日の「津波防災の日」に合わせ、山形市の道の駅やまがた蔵王で4日、防災を学ぶイベントが初めて開かれた。屋外での炊事体験もあり、親子11組が災害時に用いる施設を利用してカレー作りに挑戦した。

 調理は座面を取り外してかまどにできる備え付けのベンチ2基を活用。道の駅のスタッフの指導を受けながら、割った竹筒に洗ったコメと水を入れ、まきをおこして炊いた。子どもたちは「よく燃えている」などと話し、興味深そうに眺めた。

 山形県天童市高擶小4年の佐藤咲良さん(10)は「竹を割るのに時間がかかった。もしもの時に体験したことを役立てたい」と話した。

 イベントは、やまがた蔵王とエフエム山形(山形市)が共催した。地元企業5社も電気自動車の展示や防災食の販売などのブースを設けた。

 やまがた蔵王は、山形市の防災拠点として非常用電源装置やマンホールトイレを設置し、災害時に最大100人の避難を受け入れる。茂木大介マネジャーは「子どもたちに災害時の備えを楽しみながら体験する機会を提供するとともに、道の駅の役割を広く知ってもらいたい」と意図を説明した。

ベンチを活用したかまどで炊事体験に挑戦する子どもたち

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