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仙台・桜ヶ丘駐在所の存続請願書、地元の期成同盟が宮城県警に提出

志子田警務課長(左)に請願書を手渡す酒井代表

 宮城県警が閉鎖方針を示す仙台市青葉区桜ケ丘6丁目の仙台北署桜ケ丘駐在所の存続に向け、桜ケ丘地区の町内会やPTAなどでつくる「駐在所存続期成同盟」は14日、県警に請願書を提出した。

 請願書は、学校が点在する文教地区の安全安心に駐在所は必要と強調。1986年の開設以来、「犯罪の抑止力になってきた」と現状維持を求めた。「闇バイト」による事件が全国的に多発している現状に触れ、県警の予算や人員の拡充も盛り込んだ。

 期成同盟メンバーの町内会長ら5人が県議会棟で、県警の志子田聡警務課長に請願書を手渡した。酒井典雄代表(83)は「存続は地域の総意だ」と訴えた。

 県警の担当者は取材に対し、請願書を細田正本部長に報告するとした上で、「24時間体制の交番の人員を増やし、地域の警察機能を向上させたい。引き続き丁寧に説明していく」と述べた。

 県警は昨年9月、管内情勢や建物の老朽化を理由に桜ケ丘駐在所を廃止し、約2キロ離れた荒巻交番に統合する方針を示した。

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