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将来の生き方、社会人に学ぶ 宮城・大崎の古川南中でセミナー 11月29日の立志式で発表

将来の目標や仕事について地域で活躍する社会人と対話した古川南中のセミナー

 大崎市古川南中(生徒454人)で、2年生約130人を対象にしたキャリア対話セミナーがあった。経営者や会社員、公務員、地域おこし協力隊員ら地域で働く大人16人が話し手として参加。生徒と将来の夢や目標、働くことの意味を話し合った。

 生徒は16グループに分かれて対話。「夢って持たなくてはならない?」というテーマでは、話し手が「中学生で夢や目標が決まっていなくてもいい」と助言した。「やりたいことは何?」のテーマでは、答えに窮する生徒に話し手が「どんな風に生活したい?」と問いかけて考えを促した。

 夢はサッカー選手という愛場大耀さん(13)は「深く考えて人に話すことで気持ちが楽になった」、尾形咲奈さん(14)は「日頃思っていることを話せた。今日の言葉を心に留めたい」とそれぞれ述べた。

 セミナーは同市のNPO法人「synapse40」が積水ハウスの助成を受けて企画し、19日にあった。8月から講座を重ねた生徒は今月29日の立志式で発表に臨む。

 NPOの千葉繁美代表理事は「答えを出すのではなく、幅広く考えることが大事。地域のさまざまな大人と接することで、何か気付きがあればいい」と話した。

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