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旅の安全安心を支える基地 宮城・利府 JR東日本新幹線総合車両センター<多賀城・利府ウイーク・撮ラベル>

新幹線総合車両センターに鼻先をそろえて並ぶさまざまな車両。近くの高架線路を東北新幹線が風のように走り抜けていった

 まるで鉄道模型のコレクションのようだ。宮城県利府町のJR東日本新幹線総合車両センターには、さまざまな新幹線が並ぶ。

 グリーンのE5系、赤いE6系と東北になじみ深い車両だけでなく、新潟や北陸地方を走るE7系、さらには試験車両「ALFA―X」の姿も。

 鉄道ファンの同僚は「これだけの顔ぶれに出合えたのは運がいいよ」と興奮を隠さない。

 約53万平方メートルの敷地は、鉄道車両基地として日本一を誇る。JR東管内にある8カ所のセンターの中で、数年に一度の全般検査などを担えるのはここだけ。

 JR東の広報は「利府のセンターは、新幹線のメンテナンスネットワークに欠かせない存在」と話す。

 リアルな「超特急」の基地は、安全で正確な運行の拠点として、安心な旅を支える。(写真映像部・上村千春、鹿野智裕)

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