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豪華なヘビ 福呼ぶ新年に 福島・会津若松の関漆器店で蒔絵年賀状作り

会津漆器の技法で描かれる年賀状

 年の瀬を控え、干支(えと)や縁起物を漆塗りの技で描く蒔絵(まきえ)年賀状作りが、福島県会津若松市の関漆器店で行われている。

 図柄は「干支尽くし」「白蛇」「起き上がり小法師」などの5種。例年より多彩な色を使い、版を重ねて仕上げる。色で豪華に見せようと蒔絵の金粉は控えめにして作る。

 来年の干支の「巳(み)」を描いた2種は運を呼び込みそう。NHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだ「紫式部」は華やぐ絵柄だ。

 関盛夫社長は「ヘビは弁財天のお使いで縁起がいい。新年は財がたまるようにと願いを込めている」と話す。

 福島市の県観光物産館や関漆器店などで1枚770~990円で販売している。連絡先は同店0242(25)0151。

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