小説「大観音の傾き」の挿画、巻物風に会場で紹介 仙台で21日、単行本化記念のトークイベント
河北新報朝刊「東北の文芸」面に4~9月連載された仙台市出身の作家山野辺太郎さんの小説「大観音の傾き」が単行本として中央公論新社から発行されるのを記念し、山野辺さんが出演するトークイベントが21日、仙台市青葉区の河北新報社本館ホールである。
主催は河北新報社と中央公論新社。同市の出版社荒蝦夷(あらえみし)が共催する。会場では、連載時の挿画を担当した同市の画家樋口佳絵さんが自ら選んだ11点をパネル展示。連載26回分の挿画をつなぎ合わせた、長さ7メートル、幅42センチの巻物風の作品もお目見えする。
トークイベントは樋口さんをゲストに迎え、山野辺さんと創作のエピソードなどについて語り合う。荒蝦夷代表の土方正志さんが進行役を務める。
山野辺さんは2018年「いつか深い穴に落ちるまで」で文芸賞を受賞しデビュー。樋口さんは05年宮城県芸術選奨新人賞。絵本「かがみのなか」(恩田陸さん作)の作画を担当した。
トークイベントは午後1時開場、午後2時開始。終了後、山野辺さん、樋口さんのサイン会、著書の販売がある。入場無料だが事前予約制で、グーグルフォームか電話で受け付ける。先着100人。連絡先は荒蝦夷022(298)8455=正午~午後7時、水曜定休=。
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