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いい学校 横断幕が 背中押す 宮城・亘理の長瀞小など、児童考案の標語を使い製作

小野さん(後列右端)ら入賞した児童と横断幕を披露する協議会幹部たち

 亘理町長瀞小(児童89人)が、地元住民組織「吉田東部地区まちづくり協議会」の協力を得て、児童が考案したいじめ防止の標語を記した横断幕を製作した。校舎正面玄関の上に掲げ、地域ぐるみで他者の気持ちを尊重し合う意識の向上を目指す。

 標語「思いやり いい学校の だいいっぽ」は、5年の小野凪斗(なぎと)さん(11)が考えた。10月にあった全校児童対象のいじめ防止標語コンクールで、計約100作品の中から教員や協議会幹部の選考で最高賞に選ばれた。

 横断幕は縦68センチ、横5メートル。黒字の標語の背景に、校木の松が描かれている。今月10日に全校集会で標語の入賞全6作品が発表され、完成したばかりの横断幕もお披露目された。

 「語呂がよく口に出しやすいように、五・七・五でまとめたいと思った」と小野さん。「これからも、学年を超えてみんなが仲の良い学校であってほしい」と笑顔で語った。

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