カボチャいかが 宮城・白石で冬至の会 観光客らに煮物振る舞う
冬至の21日、白石市西益岡町の武家屋敷・旧小関家で、県産カボチャと国産小豆を煮込んだ冬至かぼちゃを来場者に振る舞う「冬至の会」があった。
市食生活改善推進員会(ヘルスメイト白石)のメンバーらが武家屋敷内のいろりなどを使って調理。砂糖と塩で味付けし、200人分をこしらえた。
夫婦で観光旅行中に訪れた東京都の会社員、宮管(みやすが)百行さん(49)は「甘過ぎず食べやすい。健康的な物を食べて厳しい冬を乗り切りたい」と語った。
冬至の会は約30年続く恒例行事。カボチャは栄養価が高く、赤い小豆は邪気を払うと言われ、冬至かぼちゃは厳冬期を健康な体で乗り越える風習として受け継がれている。
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