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きつねうーめん食べ比べて カレー風味や後のせも 宮城・白石でスタンプラリー1月14日開始

期間限定のきつねうーめんを味わった試食会

 白石市観光協会は14日、特産の白石温麺(うーめん)が文化庁の100年フードに認定されたのを記念した「しろいしうーめんスタンプラリー」を始める。目玉は、蔵王町の老舗豆腐店「はせがわ屋」の三角油揚げを使った「きつねうーめん」。ラリーに参加する13の飲食店のうち、6店が提供する。

 提供店の一つ、同市城北町のやまぶき亭で8日に試食会があった。

 協会の佐藤善一会長は「油揚げにしっかり味が染みている。普段は冷たい温麺を食べることが多いが、この時季は温かい方がいい。冬にぴったりな一品だ」とPR。やまぶき亭の菅野裕太料理長(35)は「『田舎のばあちゃんの味』に近い、甘塩っぱい煮物のように味付けた」と説明した。

 きつねうーめんのレシピは各店舗の自由で、カレー風味やサクサクした食感を楽しめるように後のせを採用する店もある。

 企画は、市郊外の宮城蔵王キツネ村が外国人観光客らでにぎわっているのをヒントにした。キツネ村の佐藤光寛社長の助言を基に、観光協会が中心部にも観光客を呼び込めるテーマを考案。縁起がいいと言われるキツネにあやかり、きつねうーめんを目玉にした。

 ラリーは2月28日まで。白石温麺製造会社の販売店や飲食店、白石城、寿丸屋敷、弥治郎こけし村などの市内観光施設も参加する。スタンプは、一つは白石温麺の飲食店か販売店で押し、三つためると先着400人にキーホルダーと白石温麺のセットが贈られる。

 

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