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各地で二十歳を祝う式典 「ビリギャル」モデルも講演

あでやかな振り袖姿で友人と記念撮影をする「はたちの集い」の参加者=12日午後0時15分ごろ、仙台市太白区のカメイアリーナ仙台(写真映像部・佐藤琢磨撮影)

 13日の「成人の日」を前に、東北各地で12日、二十歳を祝う式典が開かれた。色とりどりの振り袖やスーツ姿の参加者が、思い思いに新たな一歩を踏み出した。仙台市の「はたちの集い」は太白区のカメイアリーナ仙台であり、約7300人が集まった。大人びた旧友との再会を喜び合い、会場は華やかな笑顔であふれた

挑戦することの大切さを訴えた小林さん(右)

「ギャルマインド持った大人になって」

 宮城県栗原市の二十歳を祝う会では、ベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」の主人公で映画「ビリギャル」のモデルになった名古屋市出身の小林さやかさん(36)の記念講演があった。

 小林さんは高2の夏に信頼できる塾講師と出会い、偏差値30弱から猛勉強して慶大に合格。「『やってみなきゃ分からないっしょ!』というギャルマインドを持った大人になってほしい」と呼びかけた。

 祝う会の実行委員との対談では「意志あるところに道は開ける」という好きな言葉を贈り、興味あることへの挑戦を促した。実行委員長の市職員佐藤陽輝さん(20)は「普段聞けない話ばかりで刺激になった」と話した。

 式典は市若柳総合体育館であり、418人が出席。講演は市教委が依頼した。

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