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「近くにいる人大切に。自分信じて頑張って」元日本代表平山相太さん 3月末閉校の宮城・柴田農林高で講演

サッカー人生を振り返り、生徒にアドバイスする平山さん

 再編統合で3月末に閉校する柴田農林高(宮城県大河原町)で、仙台大講師でサッカー元日本代表の平山相太さん(39)の講演会があった。4学科の3年生99人が聴講した。

 平山さんは、全国高校選手権で2年連続得点王になった高校時代、当時の監督から教えられた故事成句「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を紹介。謙虚さの重要性を強調した。

 プロ選手時代は、意思疎通に苦労して退団したオランダ1部リーグや、けがに苦しんだJリーグでの経験を「人生、山あり谷あり」と振り返った。「近くにいる人を大切にしてほしい。キャリア設計し、自分を信じて頑張ってください」と激励した。

 食農科学科の小野心愛さん(17)は「自分の限界を決めず、春からの社会人生活に生かしたい」と話した。講演会は9日にあった。

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