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矢口高雄原画展 あふれる躍動感 横手・増田まんが美術館で企画展

矢口さんの原画の数々。雑誌掲載時とは違った魅力が伝わる((c)矢口プロ)

 秋田県横手市増田まんが美術館の開館30年を記念した特別企画展「矢口高雄原画展~原画の『魅力』と『価値』を考える~」が、同館で開かれている。地元出身で同美術館初代名誉館長の矢口さんの代表作「釣りキチ三平」などのカラーを含む原画159点を展示する。3月9日まで。

 2020年に死去した矢口さんは、高い画力を持つ漫画家として知られた。魚や動物、鳥などを細部まで丁寧に描いた原画からは、生命力あふれる躍動感が伝わる。

 原画と連載された雑誌とを並べて展示するコーナーもあり、入場者は印刷された作品とは異なる原画ならではの緻密な描写に見入っていた。

 岩手県北上市の会社員山下俊浩さん(25)は「作者の筆遣いがはっきり分かる。何げなく見ていたようなシーンでも、原画はとてもきれいに描かれており感動した」と話した。

 入場料は大人1000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円。

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