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宮城・JR涌谷駅が「エキタグ」デビュー SLと城跡を描いたデジタルスタンプをアプリでゲット 涌谷高美術部員がデザイン

涌谷城跡やSLが描かれたスタンプ

 宮城県涌谷町のJR涌谷駅のデジタル駅スタンプが完成し、町役場で20日、デザインのお披露目会があった。制作を担当した涌谷高美術部の生徒やJR東日本の関係者などが出席した。26日からスタンプ収集アプリ「エキタグ」を使って入手できる。

 スタンプは昨年12月から県北部を走る観光列車「だてSATONO」の運行に合わせ、JR東が町に制作を打診。町は全国の美術コンクールで数多くの受賞歴がある涌谷高美術部に依頼した。

 デザインを手がけた3年和田京太郎さん(18)は、涌谷城跡や沿線を走るSLなどを点描で繊細に表現した。「残る物なので友人にも自慢できる。スタンプをきっかけに駅を訪れる人が増えてほしい」と話した。

 26日には伝統行事「箟岳白山祭」もあり、町ではSATONOの到着に合わせてバスツアーを実施する。遠藤釈雄町長は「鉄道と町のイメージがよくまとまっている。電車の活用法を再認識できた」と述べた。

 エキタグはJR東日本企画(東京都)が運営するアプリ。15日現在、全国の79事業者が導入し191路線、1214駅で利用できる。駅に設置されたNFCタグにスマートフォンなどをかざして取得する。

お披露目会に参加した涌谷高の和田さん(中央)

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