閉じる

「中学校の制服を統一しては」 宮城・気仙沼の学校再編委で委員が提案

宮城県気仙沼市

 宮城県気仙沼市教委は28日、少子化を踏まえた適切な学校規模や配置などを議論する市小中学校再編検討委員会を市魚市場前庁舎で開いた。委員からは「将来的な再編を視野に入れ、中学校の制服を統一してはどうか」といった提案があった。

トイレやエアコンの整備を求める声も

 有識者や保護者、まちづくり関係者ら約20人の委員が出席。三つのグループに分かれて議論した学校の魅力を向上させるための施策などが報告された。

 「放課後に運動公園や文化施設などを巡るバスを運行し、子どもが好きな活動に取り組めるようにする」といったアイデアのほか、「トイレやエアコンなどの整備見通しを示さないと市民の理解は得られない」などの意見が上がった。

 9校ある中学校を鹿折、気仙沼、松岩、津谷の4校に再編する市教委の案について異論は出なかった。

 検討委は、市教委の諮問を受け、昨年6月から再編計画を検討してきた。委員の意見を踏まえて3月中旬ごろまでに中間報告をまとめ、保護者や市民からの意見聴取、パブリックコメントなどを実施する。「年度内」としてきた答申は、8月にずれこむ見通し。

関連リンク

ライブカメラ

みやぎ地域安全情報

宮城県警 みやぎセキュリティメールより