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「ズッコケ芸」習って身も心も満腹 吉本芸人が仙台の子ども食堂訪問

子どもたちと交流する(左から)けんたくん、「バクコメ」の半沢さんと秀作さん

 仙台市泉区の南光台市民センターで7日、子ども食堂「おむころ食堂」が開かれ、吉本興業のお笑い芸人3人が訪れた。地域の子どもや保護者ら約80人が3人と一緒に食事をし、ギャグに反応して転ぶ「ズッコケ」などを体験。笑顔いっぱいの時間を過ごした。

 訪れたのは、吉本新喜劇の「けんたくん」(37)と吉本興業・宮城県住みます芸人「バクコメ」の半沢弘貴さん(41)と秀作さん(44)の3人。新喜劇の65周年記念ツアーの一環で、地域の子どもたちと触れ合い、新喜劇の魅力を知ってもらおうと芸人が全国の子ども食堂を訪問しており、宮城県では初めて。

 子どもたちは3人の「指導」の下、「やられたらやり返す。恩返しだ」のせりふに合わせて転んでみたりミニ芝居に挑戦したり。「みんなの前でやるのは難しかった」と小学3年岡田歩さん(9)=若林区=。吉本興業の芸人が好きといい「けんたくんの近くで食事をして緊張した」と話した。

 バクコメの秀作さん(44)は「初めて子ども食堂で交流し、子どもたちとの距離感も近くうれしかった」と語った。

 「おむころ食堂」は県内の0~12歳の子どもがいる親でつくる自主保育サークル「おむすびころりん」が主催。月1回、南光台のほか泉区桂、青葉区福沢などを巡回して子ども食堂を開いている。

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