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上杉の今昔、写真で発見 地元中学生が撮影、仙台でパネル展 市電、四ツ谷用水…大正~平成期と令和を対比

上杉山中の生徒が地区の今昔を写真で比較したパネル展

 仙台市青葉区上杉地区の今昔を写真で見比べる「ここダネ! パネル展」が、青葉区の上杉コミュニティ・センターで開かれている。15日まで。仙台鉄道の線路跡や市電、四ツ谷用水など大正-平成期の写真と、上杉山中の生徒が撮影地点を巡って撮った令和の写真を対比して並べたパネル計20点が展示されている。

1958年ごろと現在の北仙台駅を写したパネル。駅舎は同じ

 1968年の上杉山中の校庭には、かまぼこ形が特徴的な旧体育館が写る。生徒は「なんと! 全面ガラス張り」と吹き出しを付け、今の体育館の写真とともにパネルにした。

 卒業生の無職桜井みや子さん(72)=宮城野区=は「体育館で応援団の指導があったのを思い出す。鉢巻き姿がかっこよかった」と懐かしんだ。同窓会副会長菅原和子さん(72)=泉区=は「在校生が同じ構図で素晴らしい写真を撮ってくれ、ありがたい」と感謝した。

 同校は出版社「風の時編集部」(宮城野区)に手法を学び、2022年度から写真撮影に取り組んでいる。パネル展はこれまで地区の小中学校のみだったが、今回は地域の人たちに見てもらおうと、初めてコミュニティ・センターで開催した。

 入場無料。午前9時~午後5時。15日午後1時半から、中学生と地域住民が語り合うイベントがある。

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