宮城・大崎の教育史を学校日誌でたどる 吉野作造記念館で3月23日まで企画展「我が町おおさきの歴史・文化 学校篇II」開催
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大崎市の吉野作造記念館で企画展「我が町おおさきの歴史・文化 学校篇II」が開かれている。市内の小学校の学校日誌などから、戦前、戦中、戦後の教育や地域の歴史を知ることができる。3月23日まで。
職員や市民学芸員の調査のほか、小学校資料を研究する宮城学院女子大の大平聡特任教授の成果も合わせて資料約60点を展示する。
各校の日誌などの資料には、昭和三陸地震(1933年)で職員が真っ先に御真影(天皇の写真)と教育勅語がある奉安殿を確認したことや、初めてのラジオ設置、疎開児童の出迎え、終戦の日は農作業をしていたことなどの記録がある。
鳴子小に残されていたアルバムは、大正から昭和の教職員や児童を撮った写真を収録。空襲の際に御真影を避難させるための箱や、教育勅語の収納箱もある。佐藤弘幸学芸員は「学校が地域の活動の拠点だったことが分かる」と話す。
午前9時~午後5時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般500円、高校生300円、小中学生200円。3月8日午後2時には大平氏の講演がある。連絡先は記念館0229(23)7100。
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