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確定申告スタート 宮城は10ヵ所 「e-Tax利用を」税務署が混雑回避呼びかけ

職員の説明を受けながら申告書を作成する納税者

 2024年分の所得税などの確定申告の受け付けが17日、宮城県内の税務署や特設会場計10カ所で始まった。納税者は職員の説明を受けながら、スマートフォンやパソコンで申告書を作成した。

 仙台市青葉区の仙台北税務署では、受け付け開始30分前の午前8時半時点で約160人が並び、申告書作成会場の入場整理券を受け取っていた。

 国税庁はスマホなどとマイナンバーカードを使った国税電子申告・納税システム(e―Tax)の利用を推進している。政府が昨年、物価高対策として実施した定額減税の金額も自動で計算されるという。

 仙台国税局によると、23年分の確定申告でe―Taxを利用した宮城県内の納税者は、前年比30%増の約27万2000人となり、全体の約7割を占めた。仙台北税務署の丸山俊行署長は「会場は大変混雑するのでe―Taxによる申告をお願いしたい」と話した。

 所得税や贈与税の申告期限は3月17日。個人事業者の消費税と地方消費税は3月31日まで受け付ける。

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