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宮城・登米出身2人による写真家ユニットが「くりでんミュージアム」で鉄道写真展 3月8日にはトークイベント

鉄道と風景を写した写真作品を展示する武川さん(手前)と小西さん

 ともに宮城県登米市出身の鉄道写真家武川健太さん(31)=石巻市=、週末写真家小西洋平さん(34)=大崎市=による写真展「東北ロッケンロール vol.3・5」が26日、栗原市若柳のくりでんミュージアムで始まる。東北6県を走る鉄道や四季折々の風景を題材にしている。3月16日まで。

 武川さんと小西さんのユニット「ビビッド&スプリングス」の主催。2022年から美里町で実施しており、今回は初めて栗原市で開催した。計28作品を展示している。

 武川さんは山形新幹線「E8系」が夜間、街中を移動する様子を写した。「車両がタイヤをはいて夜の道路を走っているのが面白い。レールを離れた珍しい場面を見てほしい」と話す。

 小西さんは、07年に廃線となったくりはら田園鉄道(愛称くりでん)を撮影。車両と田園の対比や車窓からの風景を切り取った。「現代につながるノスタルジーを意識した」という。

 2人が日本海をバックにした青森、秋田両県を結ぶJR五能線の作品では、同じ題材ながら2人の感性の違いを見比べることもできる。3月8日にトークと鉄道クイズのイベントを実施する。

 午前10時~午後5時(最終入館午後4時)。火曜休館。高校生以上500円、小中学生300円、未就学児無料。連絡先はくりでんミュージアム0228(24)7961。

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