仙台市教委が全市立学校屋外にAED設置 25年度から順次
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仙台市教委は2025年度から2年間で、全市立学校の屋外に自動体外式除細動器(AED)を配備する。08年度から職員室などの屋内には備えているが、休日・夜間を含めていつでも、誰でも使えるようにする。
25年度一般会計当初予算案に設置費3848万円を盛り込んだ。本体を風雨から防ぎ、適正な温度を保てる専用の保管ボックスを対象の半数に当たる約100校に据える。設置場所は昇降口前、体育館脇など各校の状況に応じて検討する。
市消防局によると、AEDは24年3月現在、全小中学校を含めた608の市有施設に計660台を配置しているが、屋外配備は青葉区のトークネットホール仙台(仙台市民会館)など一部に限られる。
校庭や体育館の学校施設を利用するスポーツ少年団の指導者らを中心に、校舎の外にも設置するよう要望が寄せられていた。
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