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馬の躍動感を木彫りで表現 彫刻家・深井隆さんが東京で個展

跳躍する馬をかたどった作品が並ぶ会場

 河北美術展審査員の彫刻家深井隆さん(73)=東京都板橋区=の個展「ホース&ペガサス」が26日、東京都中央区の日本橋高島屋で始まった。躍動感あふれる馬の木彫作品など30点が展示されている。

 金や銀の翼を持つ青いペガサスが跳躍する「天馬」、色あせや金箔(きんぱく)を施して時の経過を表現した「遺跡より」といった作品群が並ぶ。「月の庭」シリーズは金色の玉や高い場所にたたずむ馬をかたどった。素材はクスノキなど。

 深井さんは自宅と古里の群馬県のアトリエを行き来しながら創作を続ける。人間の存在を表す椅子をモチーフにした作品を多く残している。今回は作品に動きを与える馬をテーマにした初の個展となった。

 深井さんは「動きや時間を内包した作品をそろえた。馬の姿の美しさが映えるたくさんの表現を楽しんでほしい」と語る。

 3月17日まで。入場無料。

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