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新鮮なカキ求め長い列 宮城・気仙沼で「牡蠣まつり」

生カキの販売を待つ大勢の来場者で席が埋まった開会式

 39回目となる「リアス牡蠣(かき)まつり唐桑」(実行委員会主催)が3月9日、宮城県気仙沼市唐桑町であった。生カキの販売コーナーに長い行列ができるなど、新鮮な海産物や水産加工品を買い求める来場者でにぎわった。

 例年はカキの水揚げ開始に合わせて11月に開催してきたが、生育状況の遅れなどを踏まえて今回から3月に時期を変更。会場も昨年3月末に閉校した旧中井小に移し、周辺の漁港などに駐車場を開設してシャトルバスを運行した。

 大漁旗が掲げられた校舎前のグラウンドで開会式があり、実行委員長を務める県漁協唐桑支所の鈴木章登運営委員長は「地元のカキなど出品される食材を堪能してほしい」と話した。

 校舎内には20を超える物販ブースやカキカレーなどを提供する飲食スペースが設けられたほか、演歌歌手の鳥羽一郎さんによる漁船海難遺児のチャリティーコンサートもあった。

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