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(1150)寒昴(かんすばる)たれも誰かのただひとり/照井翠(1962年~)

 東日本大震災では、地震や津波によって多くの人が亡くなった。この句は震災直後に詠まれた句であるが、その一人一人が誰かにとって大切な「ただひとり」なのだと語りかける。昴は六連星(むつらぼし)とも呼ばれ、…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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