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ドラッグストア狙い広域窃盗疑いでベトナム人6人逮捕 宮城県警に一部否認

茨城県内の拠点から押収されたサプリメントなど=12日、気仙沼署

 ドラッグストアから大量に商品を盗んだとして、宮城県警捜査3課と気仙沼署などは12日、盗みなどの疑いで、ベトナム国籍で住居不詳、無職チャン・クアン・チュン容疑者(24)ら6人を逮捕したと発表した。県警によると、グループは宮城、山形、福島、新潟4県のドラッグストア計約30店で盗みを繰り返し、被害額は100万円を超えるという。

 他に逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で、ともに茨城県下妻市、無職ファン・ドック・ロン(26)、ヴ・ゴック・ドン(25)、ラ・タイ・ズイ(21)、埼玉県吉川市、アルバイトグエン・ゴック・アンバン(29)、住居不詳、無職グエン・バン・ゾアン(29)の5容疑者。

 逮捕容疑は共謀して昨年6月5日午後7時45分ごろ、宮城県登米市のドラッグストアで日焼け止め用乳液など計15点(計約7万2800円相当)、同日午後8時5分ごろ、同市の別のドラッグストアで日焼け止めクリーム26個(計約7万円相当)を盗んだ疑い。

 同4月8日には同県栗原市のドラッグストアでサプリメントなど計17点、同9日にも同県気仙沼市の会社倉庫で作業用長靴など計18点を盗んだ疑いも持たれている。

 県警によると、ロン、ドン、ズイ、アンバンの4容疑者は否認している。

 捜査関係者によると、盗んだ商品は下妻市のアパートの一室に運ばれていた。グループの拠点とみられ、サプリメントなど約1250点(計約1000万円相当)が保管されていた。県警は、グループが商品を転売していたとみて裏付けを進めている。

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