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能舞台の裏側紹介 3月22日、仙台で無料講座

市民会館で講座開催に向けて行われた能舞台設営の職員研修

 能舞台の設営風景といった裏側を関係者が紹介する無料講座「見て知って楽しむ!能舞台の秘密と能楽の世界」が22日、仙台市青葉区のトークネットホール仙台(仙台市民会館)で開かれる。1973年の開館時から所有する資材も使って実演する初の試みという。

 舞台背景となる鏡板や欄間、柱などをスタッフ12人前後が組み立てる様子を、市能楽振興協会の鈴木敏彦会長らが解説する。通常は半日かけて設営するが、講座では1時間ほどの仕上げ段階を披露する。完成後は観世流の「山姥(やまんば)キリ」、宝生流の「西王母」、観世流の「胡蝶(こちょう)」の3演目を上演する。

 市民会館は6月14日にある「第27回仙台青葉能」(仙台青葉能の会、市民文化事業団、河北新報社主催)の会場となる。市民会館を指定管理する東北共立・陽光ビル企業体の大森美弘支配人は「能舞台の設営も文化、芸術の一部と捉えた。多くの人に見てもらいたい」と呼びかける。

 午後1時15分開演。予約不要で全席自由。全約1300席。連絡先は同館022(262)4721。

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