看護の道、一層まい進　石巻赤十字専門校93回生40人、卒業

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　石巻赤十字看護専門学校の卒業式が７日、石巻市蛇田西道下の石巻赤十字病院災害医療研修センター講堂であった。３年間にわたり医療や看護の専門知識や技術を学んだ９３回生４０人が、新たな一歩を踏み出した。

　式には保護者や病院関係者ら約１４０人が出席。病院長の石橋悟校長が卒業生一人一人に卒業証書を授与した。石橋校長は「看護の道は困難や挑戦がつきものだが、（卒業生が）温かな心と専門知識で多くの人々を支え、社会に貢献することを確信している」とエールを送った。

　在校生を代表し、２年阿部凜花さん（２０）は「皆さんは勉強方法などを一つ一つ優しく教えてくれた。卒業生の姿を模範とし、実習や日々の学習に取り組んでいきたい」と話した。

　卒業生代表の相原莉紗さん（２１）は「多くの困難に立ち向かい、前進し続けた３年間だった。全ての経験や出会いに無駄なことはなく、自分たちの中に積み重なって強さになっている。これからの人生を強くたくましく歩んでいく」と決意を述べた。

　優秀な成績を収めたり、社会貢献事業に尽力したりするなどした卒業生の表彰も行った。同校によると、卒業生のうち３２人が同病院、３人が県内の他病院、４人が県外の病院にそれぞれ就職し、１人が大学に進学する。