宮城・イオンモール名取に無料の屋内遊戯施設オープン 登れる空中ネットパーク、触って遊べる電子看板…完全予約制

宮城県名取市のイオンモール名取に21日、無料の屋内遊戯施設「なとりぱーく」がオープンした。イオンモールが整備し、市が運営する民設公営型施設で、こうした形態は全国の系列店でも初めてという。無料の屋内遊戯施設が少ない県内では新たな憩いの場となる。
2、3階の吹き抜けにネットを張った「空中ネットパーク」や、触って遊べるデジタルサイネージ(電子看板)などを整備した。広さ約175平方メートル。0~12歳児が保護者同伴で午前10時~午後6時、最大30分遊べる。完全予約制で専用サイトから申し込む。
イオンモール名取から今春以降の大規模改修で遊戯施設を整備したいと提案があり、市が協力した。市は新年度予算に運営費1545万円を計上した。
地元の園児25人が早速ネットの上で弾んだり、高さ7メートルのスライダーを降りたりした。息子を見守った名取市の会社員大友愛実さん(37)は「山形、福島(両県)の無料屋内遊戯施設に行っていたが、近くなっていい」と話した。
式典に出席したイオンモールの坪谷雅之取締役上席執行役員は「猛暑の時などに安心して遊べる憩いの場にしたい」とあいさつ。山田司郎市長も「市が掲げる子育て教育先進都市のシンボルに育てる」と述べた。


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