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女子バレー リガーレ仙台に東松島出身・三好選手加入 「活躍する姿見せたい」

チームの練習に参加する三好選手=4日、仙台市泉区の聖和学園短大体育館
東松島市役所を表敬訪問した三好さん

 バレーボール女子、Vリーグ、リガーレ仙台に2月、東松島市赤井出身の尚絅学院大4年三好愛未(なるみ)さん(22)が内定選手として加入した。同月8日のホーム戦に初出場し、得点を決めチームの勝利に貢献した。卒業式を終え、今月29日に始まるプレーオフ出場に向けて練習に取り組む。4月に正式加入する三好さんは「応援してくれる人を勇気づけ、地元に元気にプレーし、活躍する姿を見せたい」と意気込む。

 身長173センチで、ポジションはミドルブロッカー。ずっしりと重いスパイクが持ち味で、ブロード攻撃も得意。チームの得点源として活躍が期待される。

 小学5年時に大崎市田尻のバレーボールスポーツ少年団で競技を開始。中学は修業のため、新潟県胎内市の乙(きのと)中に進んだ。練習漬けの日々に「地元を離れ不安だった。厳しい練習にもまれ、メンタルが鍛えられた」と振り返る。

 高校から宮城に戻り、古川学園高に入学。1、2年時に先輩のプレーを観察してブロードを習得。3年でミドルブロッカーとして試合に出場したが、新型コロナウイルスの影響で中止が続き、夢だった春の高校バレーは無観客で行われ、ベスト4で幕を閉じた。

 「宮城にいたい」と尚絅学院大に進学し、1年からレギュラー入りを果たした。3年からはライトを務め、サーブ、レシーブにも磨きをかけた。4年の夏にバレーを続けると決意し、プロ入りを決めた。

 3月4日、聖和学園短大で行われたチーム練習では、基礎練習などを重ねた。田中千代美監督は「リガーレの速さについていける選手。ブロックをかわせる速さ、スイング力がある」と評価する。一方で「最初はポイント的な出場がメインになる。いつでも出られるように準備して思いっきりやってほしい」と期待を寄せる。

 今春、新たな一歩を踏み出す三好さんは「もっとブロックの俊敏さや的確性を上げ、うまくなりたい。今年は安定したプレーを目指し、レギュラー入りを狙う」と意気込む。

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