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10万円給付、評価は7割超 「とにかく早く」と注文も 本紙SNSアンケート

 新型コロナウイルス対策で、政府が国民に一律10万円を給付する方針を決めたことを受けて河北新報社は17日、無料通信アプリ「LINE」を使ったアンケートを実施した。給付を評価する回答が7割を超えたが、「時間をかけずにスピード感のある給付を」「とにかく早く支給してほしい」と注文が付いた。

 「どちらかといえば評価する」(49.8%)「大いに評価する」(26.8%)が合わせて約77%となり、否定的な見方の「どちらかといえば評価しない」(13.4%)「まったく評価しない」(5.5%)は計約19%にとどまった。「その他」は4.5%。

 新型コロナの感染が広がる中、迅速な対応を求める回答者は多く「安倍晋三首相の判断が遅い」「最初から一律給付すべきだった。やることなすことピントがずれている」など後手に回る政府対応を憤る声が目立った。

 評価する理由では「出費が膨らんでいるので助かる」(塩釜市・30代・会社員男性)と生活費として期待する意見がある一方、「あぶく銭のように消えてしまう気がする」(仙台市・50代・主婦)との指摘があった。

 世帯の人数で給付総額に差が出る点について「うちでは計70万円になる」(仙台市・30代・会社員男性)と家族の多い世帯は歓迎したが、「働いていても働いていなくても同じ10万円は納得できない」(宮城県利府町・40代・パート女性)との不満もあった。

 一律の給付を疑問視し、「もらう必要のない人もいる。困窮している人に少しでも多く給付されるべきだ」(名取市・30代・会社員女性)「0歳も100歳も同額なのは極端」(登米市・50代・団体職員女性)という意見もあった。

 「医療現場、店を閉めることになった飲食店、宅配業者やスーパー、薬局などの従業員の方に多く給付してほしい」(仙台市・40代・パート女性)と、感染拡大で影響を受ける人たちを気遣う声も寄せられた。

 調査は「読者とともに 特別報道室」のLINEの友だち登録している人に実施。17日午後4時までに計289件(男性120件、女性169件)の回答があった。

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