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身元(1)性急な特定で取り違えも

 東日本大震災の発生から9年半。被災地では失われた命の重さと向き合う日々が続く。第3部は、遺体の身元確認のために混乱の中で歯科所見を作成し続けた岩手医大の歯科医、似顔絵に心血を注ぐ宮城県警鑑識技能伝承官の思いを追った。

 遺体は毛布やビニールシートにくるまれ、無造作に冷たい床に並べられていた。

 震災翌…

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