山形・遊佐町消防団運営問題 全団員アンケートへ
山形県遊佐町消防団の運営について団員から改善を求める声が出ている問題で、町消防団は全団員を対象に10、11月にアンケートを実施することを決めた。運営の実態や多くの団員の意見を把握し、活動や報酬の在り方を再検討する際の材料にする。
町消防団事務局の町総務課によると、アンケートの実施は9日の町消防団幹部会議で決まった。対象は団員全員で約600人。消防団活動が生活の負担になっているかどうかや、報酬を個人支給にすべきか、地域から寄付金を受け取ったことがあるかなど、計約15問を無記名で回答してもらう。
用紙を七つの分団を通して今月中をめどに配布し、回答期限は11月末。分団に連なる各班の班長が封筒に密封した回答用紙を各団員から回収し、町が開封する。12月中に集計し、結果を町消防団幹部会議で報告する。
遊佐町消防団の運営の在り方を巡っては、河北新報社が「読者とともに 特別報道室」に寄せられた情報を基に9月下旬、報道した。