仙台・太白CCメガソーラー計画 住民有志、反対署名9330人分を市長に提出

建設に反対する9330人分の署名簿を提出する安藤さん(手前右)ら

 仙台市太白区秋保町のゴルフ場「太白カントリークラブ」に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する計画を巡り、住民有志でつくる「メガソーラー建設に反対する会」は17日、郡和子市長に9330人分の署名簿を提出し、建設阻止への協力を要請した。

 安藤哲夫さんら共同代表3人が市役所を訪れた。メガソーラー建設による森林伐採で、地面の保水力が低下し、土砂災害や水害の危険性が高まると懸念。太陽光パネルが破損した場合、近くの名取川に有害物質が流れる危険性も指摘した。

 安藤さんは「ゴルフ場周辺にはニホンカモシカなどの動物が生息している。メガソーラー建設は生態系を壊しかねない。秋保の貴重な自然を守るためにも、自治体が声を上げ、何とか阻止してほしい」と訴えた。

 郡市長は「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、国が認可している。市が建設を止めることは難しい」と説明した上で「事業者との協議の中で、住民の安心安全が担保されるように適切に指導していきたい」と語った。

 メガソーラー建設は東京の開発業者「ブルーキャピタルマネジメント」が計画する。事業面積114・9ヘクタールのうち56・3ヘクタールに太陽光パネル12万7500枚を設置し、出力4万8000キロワットの発電事業に取り組む。2022年8月に着工、24年3月の運転開始を目指す。

 環境影響評価(アセスメント)の手続き中で、市は同社の計画段階環境配慮書に対し、森林伐採を極力抑えることなど14項目を求めた市長意見を出した。同社は地元説明会を8月27日と9月10日に開催した。

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