年の瀬 消える仮設住宅 岩手沿岸の被災地で解体進む

重機での解体が進む大槌第5仮設団地Eの仮設住宅=18日午後1時40分ごろ、大槌町

 東日本大震災から10度目の年の瀬が巡ってきた。岩手県沿岸部の被災地では、生活再建の拠点となったプレハブ仮設住宅の解体撤去作業が急ピッチで進む。

 18日、大槌町の大槌第5仮設団地E(54戸)では業者の重機が仮設住宅の屋根や外壁を剥ぎ取っていた。部材は手作業で分別されトラックで運ばれる。

 現場を率いる三河和郎さん(68)は津波で被災した宮古市の自宅に暮らす。「床はきゃしゃだし、断熱も薄い。寒かったろう」と仮設暮らしのつらさをおもんばかった。

 県内では震災で13市町村に1万3984戸のプレハブ仮設住宅が建設され、11月末までに1万1305戸が解体された。その時点での入居者は宮古、陸前高田、釜石3市の23戸53人。年度内に退去が終わる見通しだ。体験宿泊施設として利用する陸前高田市の8戸などごく一部を除き、来年度上半期までの解体完了を予定する。

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