宮城県大郷町は20日、昨年10月の台風19号豪雨で大きな被害を受けた同町粕川の中粕川地区の復興まちづくりに関する住民説明会を町内2カ所で開いた。水害に備え、決壊した吉田川堤防の本復旧工事と連動して避難路を整備し、現地再建者向けの新宅地を約1メートルかさ上げして設ける案を示した。
案によると、復興まちづくりエリアは、最上部を10メートルに拡幅して強靱(きょうじん)化を図る本復旧堤防の東に設定。本復旧完了見込みの2023年度までに、最上部を道路とする堤防兼用道路(約1・7キロ)と、堤防と地区をつなげる道路(約220メートル)を避難路として新設し、災害時の孤立を防ぐ。
エリアのうち、堤防から離れた東側を宅地(7区画程度)と糟川寺の移転用地とし、西側には防災避難緑地と地区コミュニティーセンターを設ける。
宅地は22年度末の分譲予定。単価は1平方メートル当たり7600円で、エリア内で買い上げ対象となる被災宅地と同額にした。
町はエリア外の住宅再建支援についても説明。中心部の中村原地区で宅地分譲(10区画程度)と災害公営住宅(8戸)をセットで整備する事業や、宅地かさ上げと擁壁工事への助成方針を明らかにした。
説明会は、新型コロナウイルス対策のため仮設住宅団地などで4回に分けて行われ、計84人が参加。中粕川行政区の赤間正区長は「移転する人も残る人も再建への環境がようやく整った。地域や住民個々の要望をくみ取ってもらえた」と話した。
田中学町長は「被災者の意向を基に国、県との検討を重ね、ここまでたどり着いた。これ以上大きな変更はない」と述べ、復興まちづくりの具体化を急ぎたいとの認識を示した。
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