地元企業への理解を深めてもらおうと、仙台圏の企業がインターンシップの開催に工夫を凝らしている。合同形式で各企業の魅力を共有したり、新型コロナウイルス対策でオンラインを活用したり。自社の次代を担う人材との接点を確保するとともに、学生一人一人の成長を後押ししている。
鐘崎(仙台市)や船舶機材販売の三恵商事(塩釜市)など8社による合同インターンシップの発表会が10日、仙台市内であり、2022年春以降に就職予定の大学生約40人と企業経営者ら計約80人が参加した。
学生は8グループに分かれ、「企業の魅力」をテーマとした3分間のPR動画を披露した。11月上旬から約1カ月間、担当企業の社員への取材やオンラインでの打ち合わせを重ね、仕事の意義、職場の雰囲気などを学生目線でまとめた。
山一地所(仙台市)を担当した宮城学院女子大3年佐藤梨帆さん(21)は「社員の仲の良さが特に印象的で、重点を置いて伝えた」と強調。「他の動画を見て、話を聞きたいと思う会社があった。学生同士で交流し、就職情報を交換することもできた」と語る。
宮城労働局によると、今年3月の新規大卒者で就職が決まったのは1万98人。内訳は宮城県外が6197人で、県内の3901人を大きく上回る。
合同インターンシップは、地元にも挑戦できる場があることを学生に実感してもらうのが主な狙い。主催した飲食業ハミングバード・インターナショナル(仙台市)の青木聡志社長は「新型コロナの影響で業績は厳しいが、『この状況を変える』という使命感に燃えている。若手により積極的に経営に関わってもらい、仙台を魅力的なまちにしたい」と力を込める。
アイリスオーヤマは9月以降、新型コロナの拡大を防ぐため、ウェブのインターンシップを採り入れた。参加者をテレビ会議アプリでつなぎ、「東日本大震災後、LED照明の増産にすぐ対応できた理由は」といったテーマを設定。ケーススタディー形式で経営判断を議論してもらう。
同社の担当者は「就職活動市場でのインターンの重要性が年々高まっている。ウェブの活用で幅広い地域の学生に会える可能性がある」と期待する。技術職向けは対面式だが、PCR検査で陰性となった学生のみが参加し、家電製品の分析や新商品の提案を行う。
ユアテックも新型コロナを考慮し、本年度は実地体験型のインターンシップを現時点で4回に限定。人財育成センター(富谷市)などを会場に、高所作業車の試乗や模擬鉄塔に上る機会を提供している。
岩手大2年長野皓介(こうすけ)さん(21)は「電気を扱う仕事に従事したい。大学では学ぶことのできない実習を体験でき、視野が広がった」と手応えを口にする。
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