仙台・国分町の時短効果は? 自粛意識の喚起期待、区域設定に疑問も SNS調査

閑散とする歓楽街の国分町=28日、仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、宮城県と仙台市が東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)周辺の一部飲食店に要請した年末年始の営業時間短縮の対象期間が28日始まった。河北新報社が無料通信アプリLINE(ライン)で読者らにアンケートを実施した結果、時短要請への賛否は「賛成」52%、「反対」29%、「分からない」19%だった。

 今回の措置の効果については「ある」40%、「ない」33%、「分からない」27%と三分。感染第3波が広がる中、対策の必要性に多くが理解を示す一方、区域や期間の在り方に批判と異論が多く寄せられた。

 時短に賛成する理由としては、対象区域の飲食店でクラスター(感染者集団)発生が相次ぐ状況が挙げられた。自粛意識を喚起する効果を期待する声、「もっと早く実施するべきだった」との意見も目立った。

 反対意見では、区域・期間の設定に「意味がない」「不平等」などの異論が集中。仙台駅前への拡大、県内全域での実施を求める声が相次いだ。居酒屋など接待を伴わない業態を対象に含めた点、15日間で協力金60万円という金額の少なさへの指摘も多かった。

 より有効と思う対策を挙げてもらったところ、3密回避、飛沫(ひまつ)防止など対策の徹底のほか、▽罰則による強制力強化▽損失補償付きの営業停止命令▽緊急事態宣言▽年末年始のロックダウン(都市封鎖)-などの提案が出た。開催中の「SENDAI光のページェント」や新年の仙台初売りの中止を求める人もいた。

 職場や友人間での忘年会・新年会の実施状況も聞いた。開催(予定)は9%にとどまり、中止(予定)30%、延期(予定)4%、「そもそも予定していない」が58%に上った。

 調査は25~27日、「読者とともに 特別報道室」のLINEで友達登録している人に実施。199件の回答があった。一般の世論調査とは異なる。

[国分町周辺への営業時間短縮要請]定禅寺通、広瀬通、東二番丁通、晩翠通に囲まれた区域のキャバクラ、ホストクラブなど接待を伴う飲食店と、居酒屋やカラオケ店など酒類を提供する飲食店合わせて最大2400店程度が対象。28日~来年1月11日の15日間、午後10時~翌午前5時の時短営業に全期間協力した事業者には1店舗当たり60万円の協力金を支給する。罰則規定はない。

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