コロナ感染者の入院、判断迅速に 宮城県が「医療調整本部」公開

感染者の受け入れ先を話し合う石井氏(左)ら医療調整本部の関係者=県庁

 宮城県は28日、新型コロナウイルス感染者の受け入れ先を適切に選ぶため庁内に設置された「医療調整本部」を報道公開した。県と仙台市、基幹病院が一体となり、仙台圏での迅速な決定を目指す。

 医療調整本部は10日に発足。仙台市など14市町村の仙台医療圏の感染者を入院させるか、軽症者ら向けの宿泊療養施設に入ってもらうかを決める。入院優先度を点数化する神奈川県の仕組みを参考に、医師が症状を踏まえて総合的に判断する。

 本部は県と市の職員、医師ら1日当たり約30人の陣容。保健所から届く患者データの集約や空き病床の確認、移送車の手配に当たる。

 副本部長の石井正東北大病院総合地域医療教育支援部教授は「これまで行政と医療が縦割りな部分もあったが、一体となって相談できる体制ができた。円滑に患者が適切なケアを受けられるようにしたい」と述べた。

 県内で入院・療養先を調整中の感染者は28日午後3時時点で、過去最多の204人(うち仙台市189人)に上り、「目詰まり」が指摘される。石井氏は「移送車の手配や社会的要因、マンパワーの問題などが推測される」としてデータ分析を進める考えを示した。

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