仙台市と塩釜市、共同で浄水場新設へ 維持管理費の軽減図る

 仙台市と塩釜市が老朽化する国見浄水場(青葉区)と梅の宮浄水場(塩釜市伊保石)を廃止し、仙台市内に共同浄水場を新設する方針を固めたことが20日、分かった。二つの浄水場は共に大倉ダム(青葉区)を水源としており、共同化することで維持管理費などの負担を軽減する。両市は年度内に覚書を締結し、共同浄水場の整備計画の検討を始める。

 現在は大倉ダム下流から取水し、共同導水施設で国見浄水場に運び、仙台市内に供給する一方、国見浄水場から塩釜市が単独導水管で梅の宮浄水場まで運び、塩釜市内に供給している。

 両市は同様に大倉ダムから取水する中原浄水場(青葉区芋沢)を廃止し、同地に共同浄水場を新設する方針。国見、梅の宮の両浄水場は廃止し、それぞれに配水池を設置する。中原浄水場-国見配水池に共同送水施設、国見配水池-梅の宮配水池には塩釜市単独送水管をそれぞれ新設する。

 国見浄水場は1961年に稼働開始。今年で60年間の法定耐用年数を迎える。仙台市内で2番目に大きく、1日9万7300トンの処理能力を持つ。市は水道事業基本計画(2020~29年度)で、中原浄水場へ移転統合を打ち出した。

 塩釜市は県の仙南・仙塩広域水道から1日2800トンを受水し、大倉ダムから1万9000トンを取水する。梅の宮浄水場は1963年に稼働を開始し、更新時期が迫っている。

 2019年に施行された改正水道法は、自治体水道の広域連携を推進する。浄水場の共同化はその一環。両市は21年度に整備計画の検討を始め、22年度に浄水場整備に関する協定を締結し、23年度には基本設計などの整備事業に着手する。

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