デスク日誌(1/26):声援

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スポーツの定番表記「声援」の2文字が紙面で見られなくなって久しい。観客の声援に選手が応えるといった、試合会場の熱気を伝える場面でたびたび用いられる。
 マスク姿の観客は感染防止のため選手に声を掛けることができず、拍手を送るだけ。温かい拍手も選手の胸に響くのだろうが、声援は競い合う者たちの本能的な闘争心をかき立てる。
 声援なしで、サッカーJ1の仙台は昨季、特に影響を受けたように思う。ホームで初の未勝利。その言い訳にはできないとはいえ、本拠地ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)のスタンドを覆う屋根に反響するサポーターの声援は、大きなアドバンテージだ。
 研究者から取材で聞いた話では、スポーツで「えい!」「おりゃー!」などの叫び声は集中力やパフォーマンスを高める効果があるという。選手にとって観客の声援はそれ以上に効果的かもしれない。
 スポーツデスクも忙しい時は自らへの声援として、叫びながら作業をすることがある。ただマスクをする今は息苦しく、観客同様に自粛している。(スポーツ部次長 薄葉茂)

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら
先頭に戻る