「川内小中学園」4月開校 制服と校章を披露 福島・川内

新しい制服や運動着をまとい、校旗を披露する川内中の3年生

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が5年3カ月続いた福島県川内村で、4月に義務教育学校「川内小中学園」が開校することになり、校章や制服のお披露目会が26日に川内中であった。

 校章は村の豊かな自然や清流の流れを表現し、子どもの力強い成長を願った。教育活動に取り入れやすいよう、村内に繁殖地があるモリアオガエルと組み合わせたデザインも制作した。

 真新しい制服に袖を通した川内中生代表猪狩颯太さん(15)=3年=は「村の復興へ向けて心機一転、新しい気持ちで勉強や部活に取り組んでほしい」と後輩にエールを送った。

 遠藤雄幸村長は「あの日から10年が過ぎ、新たなステージの村づくりが始まっていく」と語った。

 川内小と川内中を統合する小中学園の新校舎は2月に完成し、初年度は児童生徒計78人が通う。隣接地には認定こども園も4月に開所する予定で、子育て環境を充実させて帰還・定住を促す。

 村によると、1日現在の村内の居住者は2051人と登録人口の約8割まで回復。子どもがいる世帯の帰還率は約6割にとどまる。

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