東鳴子温泉「旅館紅せん」事業を停止 コロナで宿泊客減

 宮城県大崎市の東鳴子温泉で旅館を経営する「旅館紅せん」は3日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約3500万円で、新型コロナウイルス関連の倒産とみられる。
 鳴子温泉郷観光協会(大崎市)によると、加盟する53の宿泊施設のうち、新型コロナ発生後に事業を停止するのは初めてという。
 旅館紅せんは1979年設立で、和室15室の旅館を経営。自家源泉を強みに営業していたが、近年は消費低迷によって近隣旅館との競合が激化していた。
 昨年春からは新型コロナの影響で宿泊客が減少。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の効果で一時的に宿泊者は増えたものの、年末からのGoTo停止でキャンセルが相次ぎ、事業を停止した。2020年3月期の売上高は約4500万円。

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