コロナ収束へ祈り込め 青森・東北で雪中田植え

豊作を祈願して行われた雪中田植え

 青森県東北町で5日、小正月の伝統行事「雪中田植え」が行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、小学生らを招いた餅つきなどは見送ったが、参加者は豊作や無病息災の祈りを込め、五穀のわら束を丁寧に植えた。

 町歴史民俗資料館が、昭和30年代まで続いた同町の雪中田植えを特別展として25年前から再現している。たわわに実った稲穂を連想させるようにわら束が傾くと、その年は豊作とされる。

 資料館の前庭を水田に見立て、野良着や雪靴姿の文化財保護審議委員ら4人がコメやアワなどの60束を手植え。「奉加奉加(ホガホガ)」の掛け声とともにぬかをまき、周囲を2周した。

 審議委員の高松博幸さん(71)は「ずっと続いてきた催しが今年もできて感謝している。新型コロナが消え、安心できる年になればいい」と話した。

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