災害乗り越えたアイヌの人々の生活学ぶ 仙台で特別講座

遺跡からアイヌの人々が災害にどう向き合ったかを学んだ特別講座

 仙台市太白区の地底の森ミュージアムで6日、全2回の特別講座「ミュージアムと災害」が始まった。初回は「二度の噴火・津波で被災したアイヌコタン」と題し、東北芸工大芸術学部歴史遺産学科の青野友哉准教授が講演した。

 青野氏は、17世紀の北海道伊達市有珠地区に暮らしたアイヌの人々の生活に言及。同地区は1640年に対岸の駒ケ岳が、63年に有珠山が噴火し、津波の被害を受けた。遺跡発掘の結果、二つの噴火の間の地層から貝塚や住居跡などが見つかり、63年以降の地層でも貝塚が発見された。

 「大きな被害を受けても元の場所に戻り、再び生活を始めている。生活の場から見える風景を大事にするアイヌの人々の強い思いが感じられる」と話した。

 2回目は3月20日に開かれる。同ミュージアムは例年、考古学講座を開いているが、今年は東日本大震災から10年を迎えるため、災害に特化した講座を企画した。

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