岩手最後の災害公営住宅、盛岡で完成式 新生活の「鍵」65世帯に

県から南青山アパートの部屋の鍵を手渡された内陸避難者(左)

 東日本大震災の被災者向け災害公営住宅として岩手県最後となる盛岡市の「南青山アパート」の完成式が11日、市西部公民館であった。県内で予定していた災害公営住宅全5833戸の整備が完了した。

 県内の災害公営住宅は17市町村の216カ所に計5833戸が整備された。県によると、県全体の入居率は昨年12月末現在、南青山アパートを除き約90・5%となっている。

 南青山アパートに入居する内陸避難者65世帯には11日、鍵が手渡され、入居が始まった。完成式で達増拓也知事は「震災10年を前に県内の災害公営住宅事業全てが完了した。今後も心のケアやコミュニティー形成支援を実施する」とあいさつした。

 震災直後に陸前高田市から盛岡市に移住した湊洋子さん(79)は「隣近所は震災で同じような経験をしてきた人ばかり。入居者同士気持ちを共有しながら、一緒に新しい生活を楽しみたい」と話した。

 アパートにはもりおか復興支援センターの新拠点も同日オープン。センター職員5人が常駐し、入居者や地域住民を支援する。

 アパートには当初、99世帯が入居を予定していた。県は被災者を対象に追加で募集し、部屋が埋まらなければ一般の入居を開始する。

河北新報のメルマガ登録はこちら
3.11大震災

復興再興

あの日から

復興の歩み

企画特集

先頭に戻る