<入試のツボ>実験・観察の知識が鍵/直前対策(4)理科

 来月4日の公立高入試まで残り1カ月を切った。入試直前の理科の学習のポイントを確認しよう。

 最も力を入れたいのは、入試の頻出問題や、今まで模試・演習で間違えた問題の確認だ。過去問題は目安として3年分を3周ほど解くと安心だが、むやみに取り組む必要はない。不安なく解けるところ、復習が必要なところを一つ一つ確かめるイメージで、焦らず丁寧に取り組もう。

 全分野で得点の鍵となるのが、実験・観察に関する知識である。昨年度も、気体・液体の性質を調べる実験、星座の観察、葉の蒸散に関する実験など、各分野で出題された。

 実験器具の使い方や注意点、考察の過程、結果まで細かいところをよく見直し、得点力を高めてほしい。これまでまとめたノートを見直すのも効果的だ。

 理科や社会は、暗記学習の占める部分が大きく、単元ごとの内容がそれぞれ独立しているため、短期間で成果を実感しやすい。重要語句や公式は、諦めずに一つずつ、入試直前まで頭の中に詰め込もう。

 一方、近年は自分の言葉で論理的に説明する力や、初見の資料を活用する力など、実践的な思考力や表現力も求められている。

 記述問題は、過去問題や受験用教材などを用いれば対策しやすい。余裕がある場合は、他県の入試問題などに触れ、初見の問題に備えるのもお勧めだ。

 理科の入試問題は、各問に多くの情報が含まれている。設問文、図表、グラフなど、いずれも読み飛ばすことのできない大切な情報だ。見落とすことなく時間内に解き切れるよう、解答のスピードや時間配分にも磨きをかけよう。入試当日を、ぜひ晴れやかな気持ちで迎えてほしい。
(個別教室のアップル・鎌田しおり定禅寺通教室長)

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