震災10年 ドラマ「ペペロンチーノ」、来月6日放映 牡鹿半島が舞台

「ペペロンチーノ」で夫婦役を演じている吉田さん(左)と草彅さん
市民も関心を寄せるドラマ「ペペロンチーノ」パネル展示会=石巻市役所1階

 東日本大震災を題材に、石巻・牡鹿半島を舞台に描いたドラマ「ペペロンチーノ」(NHK仙台放送局制作)の放映日が3月6日に決まった。午後10時半からで、BSプレミアムとBS4Kで同時放送される。石巻市役所1階では撮影シーンを写真にしたパネル展示会が開かれており、震災から10年を前に宮城発の地域ドラマをPRしている。

 「ペペロンチーノ」は、被災者の10年間の葛藤をテーマにしたドラマで、牡鹿半島にイタリアンレストランを再建したシェフ小野寺潔を主役にした群像劇。

 震災から10年後の2021年3月11日、友人たちを招き、宴を開く潔の真意に焦点を当てている。復興への歩みを描くと同時に、コロナ禍の中に小さな希望を感じてもらえる作品を目指したという。

 小野寺役を草彅剛さん、妻・灯里役を吉田羊さん、潔の高校の同級生・阿部より子役を矢田亜希子さんが演じている。ほかに國村隼さん、富田望生さんらがドラマを彩る。石巻市出身の蒼波純さん、同市在住の齊藤夢愛さんと、2人の若手俳優の出演も話題。

 昨年12月、大郷町のB&G海洋センターアリーナで行われた会見で、草彅さんは「震災を風化させてはいけない。真心をこめて一つのドラマをつくりたい」、吉田さんは「苦しみ、悲しみを乗り越えてきた人たちがいる。ポジティブな面を表現できたならいい」、矢田さんは「家族を亡くし、娘を一人で育ててきた母親の役。彼女の思いを伝えたい」と、それぞれ作品への抱負、意欲を語った。撮影は昨年12月、牡鹿半島や女川町で行われた。


<市役所1階でパネル展>

 「宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』パネル展示会」が、9日から市役所1階で開かれている。

 レストラン前の草彅さんやブランコに座っている吉田さん、お墓に線香を上げる矢田さんら、撮影シーンを切り取った写真がパネルで紹介されている。人物相関図や出演者たちのコメントも展示。矢田さんの娘役を演じる蒼波さんは「物語の中で成長していく阿部蒼を見てもらえたらうれしい」、ウェブマガジン編集者役の齊藤さんは「人の絆の尊さ、美しさを感じていただけたら」と寄せている。

 市内の40代の男性会社員は「自分の家にも津波が来た。ここで撮影が行われたと知って驚いている」と関心を示していた。

 パネル展示会は3月15日まで。女川まちなか交流館(3月8日まで)とホエールタウンおしか(3月14日まで)でも開催している。

NHK仙台放送局 - 宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」

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