3月末で休業の仙台勝山館 婚礼業務は6月末まで対応

4月以降、一時休館する仙台勝山館=青葉区上杉

 仙台市青葉区上杉の総合宴会場「仙台勝山(しょうざん)館」を運営する勝山企業(青葉区)は16日、勝山館の営業を3月31日をもって終了し、4月以降は一時休館することを正式発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う宴会、会食の激減による業績悪化が理由。営業再開の見通しは立っていない。

 勝山館を巡っては、勝山企業の伊沢平一代表取締役(87)らが今月10日、従業員に対し3月末で休業し、2月末での希望退職に応じるよう求めたことが明らかになっていた。

 発表によると、3月末までは全館を通常営業し、4月以降はレストラン、宴会を含め全面休業。婚礼業務は6月30日までの受注分三十数件は予定通り対応する。

 同社は「万全の体制でご期待に沿えるよう支障なく執り行っていく」と説明する。婚礼に関わる社員は6月まで雇用を続けるという。

 一部従業員から「希望退職ではなく強制のようなもの」との声が上がっていることに対しては「あくまで希望退職だ」と強調した。正社員80人のうち、これまでに希望退職に応じた社員はいないという。

 勝山館は1991年10月開業。大小の宴会場やチャペル、蔵舞台やレストランを備え、ピークの2012年度は約20億円を売り上げた。新型コロナの影響を受けた20年度は3割程度にまで落ち込む見通し。

 勝山館の大貫聡総支配人は河北新報社の取材に対し「苦渋の判断。約30年にわたるご愛顧に心より感謝申し上げるとともに、休業までお客さまとしっかり向き合い、社員一丸となっておもてなしをしていきたい」と述べた。

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